通算19勝の谷原秀人が女子ツアーでキャディデビュー 腰痛から復帰へ47歳の新鮮な日々
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日(25日)◇利府GC(宮城)◇6600yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆2682人)
オーラをまとったキャディがいた。男子ツアー通算19勝を誇る47歳の谷原秀人が、2018年大会覇者の大江香織のバッグを担いでいた。スポンサー関係で知り合いだったことがきっかけで、試合に出る際にはキャディを務めると約束していたという。「前から約束していたから。これがキャディデビュー戦よ。楽しかった」。心なしか、いつもより柔和な表情でそう言った。
2019年に第一線を退いたツアー通算3勝の大江にとっては、本大会がシーズン初戦だった。現在は4歳の長女の子育てに奮闘しながら、その合間を縫ってトレーニングに励む日々。「出るんだったらオレが担ぐよ」と買って出てくれた谷原にバッグを託した。初日は1バーディ、3ボギーの「74」で2オーバー72位。「状況判断とか攻め方、マネジメントと絶対的な安心感があった」と頼もしい存在に感謝した。
谷原は持病の腰痛が悪化し、今季は公傷制度でツアーから離れている。月に数度のラウンドなら可能な状態にはなっているというが、「連戦になったときに、ちゃんとできるようにするための1年」と位置づける。
トーナメント中継の解説を担当するなど、さまざまな仕事を通じてゴルフに関わる日々を送っている。今後はラウンドリポーターとして現場に立つほか、日本開催の米女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」(11月5日~/茨城・太平洋クラブ美野里コース)でもキャディを務める予定だ。「そうやって仕事をいただけて、ありがたいよね」。これまでとは違う角度でゴルフと向き合いながら、再びプレーヤーとして戦うための時間を過ごしている。(宮城県利府町/中村文香)