木戸愛は亡き恩師を想って顔を上げた 今季3度目の2位も「最後の最後までやり抜けた」
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(27日)◇利府GC(宮城)◇6600yd(パー72)◇曇り(観衆5107人)
ツアー2勝目は、またもお預けとなった。木戸愛が今季3度目となる2位。惜敗にも、顔を上げて言った。「今日は自分のプレーに集中できていた。最後の最後までやり抜けたので、また次に向かっていきたいなと思う」。亡き恩師を想い、戦った3日間でもあった。
母校・東北高ゴルフ部の川崎菊人監督が21日に亡くなった。女子団体で5連覇を果たしたメンバーだった36歳は、宮城入りした後の23日の練習後に通夜に参列。同校の後輩らにも声をかけ、キャップに喪章をつけてプレーした。
首位と3打差4位で迎えた最終日。後半10番までに3バーディを重ね、一時は通算9アンダーで首位に並んだ。優勝した桑木志帆には及ばなかったが、15番(パー3)では6mの下りフックのパーパットを沈め、力強く右こぶしを握るシーンもあった。4バーディ、ボギーなしの「68」。通算10アンダーまで伸ばし、食い込んだ2位でもあった。
「今日も顔を上げてプレーしようと決めていた。いつも見守ってくれていると思うので、良い報告ができるように頑張りたい」。悔しさがないわけはない。それでも、最後まで前を向き、やり抜いた。ツアー最長ブランク優勝となる2012年「サマンサタバサレディース」以来14年ぶりの勝利を目指す挑戦は、これからも続いていく。(宮城県利府町/中村文香)