“プロ入り”まであと1日 17歳の後藤あいが3位浮上「早く解放されたい」
◇国内女子◇JLPGA最終プロテスト 4日目(6日)◇静ヒルズCC(茨城)◇6462yd(パー72)◇晴れ
昨年の国内女子下部ツアーで優勝、今季はレギュラーツアーに8試合出場した高校3年生も、プロテスト会場に漂う雰囲気には驚きを隠せない。前日5日が降雨により中止となり、72ホールの終了が7日(土)に延びた。17歳の後藤あいは「雨の中でやるよりは良かったと思うんですけど…早く終わりたいというか、早く解放されたいですね。この独特の空気感から」と語る。
1日遅れで始まった第3ラウンドは出だしの1番でバーディ発進。ロングヒッターが武器にするミニドライバーでフェアウェイに運び、PWでチャンスを作った。その後は「前半は耐えなければいけないホールが多いと感じる」というフロントナインでパーを重ね、上がり4ホールで2バーディ。「69」で7位から通算7アンダーの3位に浮上した。
2025年「住友生命レディス東海クラシック」のドラコン大会を制すなど、抜群の飛距離性能で注目される。今年は日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームの一員として、「日本ジュニア」で優勝。愛知県での「アジア大会」をはじめ、海の向こうのトップアマとのプレーを通じて力をつけてきた。「海外では『自分の飛距離はまだ足りない』と刺激をもらえる。アイアンの精度(を海外選手と比べて)も日本で得られないものを得られた」と経験に胸を張る。
将来の世界進出を見据えた緊張感ともまた違うのが、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の会員資格を争う場だ。「普通の試合だと一緒に回っている選手に『勝ちたい』という気持ちが出てきてしまう。でも、今回は本当に自分との闘い」という孤独なレース。「相手がバーディを獲っても気持ちが揺さぶられることもなく自分に集中できている」ことが今はプラスに働いている。
首位に立つ谷田侑里香、長澤愛羅と3打差。トップ合格者となれば、来季の出場資格を争う予選会(QT)にファイナルステージから出場できる。まずは上位20人タイまでの通過枠を守り切るつもりだ。(茨城県常陸大宮市/桂川洋一)