これぞプロの世界の厳しさ・・・仲間同士のシード争い
2010年 大王製紙エリエールレディスオープン
期間:11/19〜11/21 場所:エリエールGC松山(愛媛)
「もっと強くなりたい・・・」号泣の吉田、僅差で初シードを逃す
今年の賞金シード獲得ラインは、永久シードの不動裕理を除く賞金ランキング51位。「大王製紙エリエールレディスオープン」最終日に大きな注目を集めたのが、同52位からの逆転初シード入りを狙う吉田弓美子だ。
約219万円の加算、順位にして9位タイ(2人まで)以上が条件。通算5アンダーの8位タイからスタートした吉田は、前半で1ストローク伸ばして折り返すと、14番でもバーディ。逆転シードへの可能性を膨らませたが、15番で痛恨のボギー。「残り3ホールは緊張した」と以降は停滞が続いた。あと1ストローク伸ばせば7位タイに浮上する状況で、チャンスホールの17番パー5もパー。最終18番も10メートルのバーディパットを外し、無情にも10位タイで終了。僅か30万円差で、初シード獲得はならなかった。
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吉田はグリーン上で号泣。報道陣の取材時も、なかなか涙は止まらなかった。だが、その状況でも笑顔を交え、「今日1日のゴルフはすごく良かったし、思い切りやることはできたので悔いはありません」と気丈に話す。そして、心の底から振り絞るように、涙を流しながら口にした。「もっと、強くなりたいです」。
来週には、来シーズンの出場権をかけた最終予選会(QT)に戦いの舞台を移す。「今日は緊張感の中で良いゴルフができましたし、QTファイナルも自分自身でも大丈夫だと思います」。QTで上位に入り、今度こそ歓喜の笑顔を見せて欲しい。
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