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上原、葉加瀬太郎氏に感動「私もプレーで勇気づけたい」

「日医工女子オープン」2日目を終えて、首位に1打差の通算10アンダー2位タイにつけている上原彩子。前半は8番まですべてパーを並べるが、イーグルを奪って勢いに乗った初日と同様に、この日も9番(パー5)から一気に加速を見せた。

9番で10メートルを沈めて奪ったバーディを皮切りに、10番で6メートル、11番で9メートル、12番(パー3)で7メートル、13番で5メートルと、ボールは次々とカップに吸い込まれてゆく。怒涛の5連続バーディを奪い、一時は離れかけた首位の背中に肉薄した。

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その上原、今週の好調なプレーについて「大いに関係があると思います」という、1つのエピソードを口にした。28日(水)に行われたチャリティプロアマの前夜祭に、今大会のイメージソングを作曲したバイオリニスト・葉加瀬太郎氏が出演。その生演奏に感動し、自然と涙がこぼれ落ちた。さらに上原は自ら立候補してステージに上がり、初めて触れるというバイオリンを手に葉加瀬氏とセッション。「もう号泣でした」と、会見場でも目を潤ませていた。

そんな、夢のひと時を振り返りながら上原は言う。「葉加瀬さんの音楽に心を打たれたし、心に響くものがありました。音楽もそうだけど、スポーツも相手の心を動かす力があると思います。私がプロゴルファーとしてやるべきこと。震災で大変なたくさんの人が、私のプレーで勇気づけられればと思いました。葉加瀬さんの曲を聞いて、そういう気持ちが改めて生まれました」。その想いを、優勝という最高の結果で届けるべく明日の最終日に挑む。【富山県富山市/塚田達也】

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2011年 日医工女子オープンゴルフトーナメント



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