比嘉真美子のスイングをスーパースローで見る
2012年 富士通レディース
期間:10/12〜10/14 場所:東急セブンハンドレッドC西コース(千葉)
比嘉真美子が5つ伸ばして8位タイに急浮上
今季のプロテストに合格し「ニトリレディス」でプロデビューを果たした比嘉真美子。その初戦は100位タイで予選落ちとなったが、今週の「富士通レディース」でプロ転向後では初の予選通過を果たした。
初日は1オーバー38位タイと不満の残るラウンドとなったが、2日目は7バーディ、2ボギーと5ストローク伸ばすことに成功。2番から3連続バーディを奪い勢いをつけた比嘉は、7番でもバーディを奪うと、8番193ヤードのパー3のティショットで4番アイアンを手にした。すると「ペシッ」という音とともに打球は斜め右45度の方向へ飛ぶシャンク。「やばいと思いました」と、自身でも記憶に無いようなミスショットを出してしまった。
<< 下に続く >>
隣ホールのラフから木越えの2打目はバンカー、3打目はピンに寄せきれずピンまで6mに3オンとなった。ところが、このボギーパットを慎重に沈めると、続く9番では2打目をピンの手前1.5mにぴたりとつけてバーディを奪った。
「今日はとにかくパッティングが良くて、3、4mのバーディパットも4つ入ってくれたし、難しいパーパットも決まってくれました。昨日とショットの内容はあまり変わっていませんが、パッティングが良かったのでこのスコアにつながりました」とラウンドを振り返る。
ステップ・アップ・ツアーの優勝で今週から4試合に出場する比嘉は、その4試合でシード権獲得を狙うが、初戦から上位に入り賞金を積み重ねる可能性が出てきた。「試合に出場するからには常に1番上を目指しています。注目されすぎず良い位置で最終日を迎えられるので思い切って攻めていきたい」という比嘉。首位と5打差の8位タイで迎える最終日も、もちろん一番上を目指してラウンドする。(千葉県千葉市/本橋英治)