久しぶりの上位に笑顔もトークも弾む諸見里しのぶ

2009年「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」以来優勝から遠ざかっている諸見里しのぶが、「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の2日目に4ストローク伸ばして通算5アンダー10位タイに浮上。首位と5打差で最終日を迎える。

今季は8月の「meijiカップ」で2位タイに食い込んだが、その直後から6試合連続で予選落ちになるなど不調が続いた。しかし、9月の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」から序々に調整を取り戻し、ここ3試合は上位には食い込めなくとも予選はしっかりと通過（ミズノクラシックは予選カット無し）してきた。

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女子オープンの翌週には男子ツアーで片山晋呉のキャディを2日間行い「勉強になりました」と話していたが、「あれから、プレーヤーとしてギャラリーの前でプレー出来る喜びをかみしめていますし、ゴルフが楽しいんですよね」と、持ち前の明るさを取り戻してきた。

そして、プライベートで親交が深く、自宅にも良く行っているという東尾理子の話になると「嬉しいです。（出産の）連絡をもらいましたし、本当におめでとうって気持ちを伝えました。私も理子さんみたいに幸せになりたい。誰か紹介してくださいよ」と、周囲をきょろきょろ見渡す。

ゴルフの内容はだいぶ良くなってきたが「まだ、練習やプロアマではできても試合で出来なかったり、大事な場面で安全にというか逃げる気持ちが出てしまったりするので、そこを克服したい。あと2試合、少しでも上を目指してリコーに出たい」と、自身の課題を打ち明け、シーズン最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」出場を目標に戦う。

最終戦に出場するためには、残り2試合で優勝を果たすか、賞金ランキングで上位25以内に入らなければならない。諸見里は現在22,362,796円で38位、現在の25位29,369,455円（約700万円差）を確実に超える必要がある。（千葉県長生郡／本橋英治）