服部真夕のスイングをスーパースローで見る
2012年 伊藤園レディスゴルフトーナメント
期間:11/09〜11/11 場所:グレートアイランドC(千葉)
服部真夕は逆転優勝できず 女王の夢消える
「伊藤園レディスゴルフトーナメント」で優勝を果たせば、逆転で賞金女王獲得の可能性を残せた服部真夕。最終日は首位と2打差の通算8アンダー3位タイから逆転を狙ったが、スコアを1つ落として12位タイに終わった。
4番でボギーを先行するが、5番パー5から3連続バーディを奪い首位と1打差まで迫った。ところが、9番でボギーを叩くと、11番はダブルボギー。12番でバーディを奪うが、14番でもボギーをたたいてしまった。そして前日ティショットを池に入れてダブルボギーにした17番パー3。この日は明らかなミスショットではなかったが、グリーン手前のラフに着弾したボールは傾斜で池に入ってしまった。
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ドロップ後の第3打は、グリーンに落ちてからピンに向かって真っ直ぐに転がりチップインパー。ギャラリーの大歓声には照れ笑いを浮かべるしかなかった。
ホールアウト後に服部は「いやー、あんだけ曲がったら話になんないですね」と肩を落とす。この日は朝の練習場からショットに不安があったという。今週はスタート前の選手の様子などをテレビ放送で中継していたため、師匠の岡本綾子がテレビごしに服部のスイングをチェックしていた。
「“なにそんなに力んでんの? もっとリズム良く回転を使って打ちな”って言われてスタートしんですけど」。岡本からのアドバイスを頭にたたき込んでスタートしたが、結果につなげることは出来なかった。
これで、逆転賞金女王には今週から3連勝が絶対条件だった服部を含む、森田理香子、李知姫は可能性がなくなった。残すは次週も欠場するアン・ソンジュだけが、全美貞への挑戦権を持つことになった。しかし2人の賞金差は約2,270万円。最終戦の優勝賞金が2,500万円なので、次週に全が約230万円以上稼いだ場合、その時点で女王が確定する。(千葉県長生郡/本橋英治)