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負けてもともと…吉田弓美子の絶妙な脱力感

国内女子ツアーの「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」は、通算12アンダーでホールアウトした吉田弓美子佐伯三貴のプレーオフに突入した。18番を繰り返して行われた戦いは、互いにパーを続けて一歩も譲らず、4ホール目で決着。佐伯が3パットのボギーとしたのに対し、吉田は2パットでパーセーブして今季3勝目を果たした。

「私、プレーオフ多いですよね…」。ツアー初優勝だった昨年の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」、今季2勝目の「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」、そして今回。ツアー通算4勝中3勝がプレーオフ勝利の吉田は、笑顔で首をひねった。昨年の「マスターズGCレディース」は3人のプレーオフに敗れているので、プレーオフの戦績はこれで4戦3勝だ。

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「特別プレーオフが得意という意識もないし、今日は佐伯さんなので“負けてもともと”という気持ちで挑みました。正規の18番で負けたと思いましたし、(最後の)プレーオフ4ホール目も佐伯さんは返しのパーパットを入れると思ったので、自分は1.5メートルのパーパットに集中するだけでした」。

今週はショットの調子が今ひとつと話していた吉田は「最終日は少し良くなったとは思います。でも、私の一番良かったときのイメージと比べると、60パーセントの出来ですかね」と総括。日を重ねる中で少しずつ調子を戻し、スコアも初日の3アンダーから、4アンダー、そして最終日に5アンダーと尻上がりのスコアだった。

「シーズンの前半に2勝を果たすことができた。後半はメジャーなどもあって、みなさん本気になるので、勝てないかな…と思っていたら、本当に嬉しいです。これからの試合は自分がどれだけ周囲についていけるかですね」。

優勝が決まった直後は“あれ?勝っちゃった!”的なおどけた表情で仲間の祝福を受けた。マークのきつくなる後半戦でも、この程よい脱力感を貫けるか。(北海道美唄市/本橋英治)

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2013年 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント



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