通算2アンダーの16位タイに浮上した横峯さくら

千葉県で開催されている国内女子「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス2013」の2日目。初日にそろって出遅れた賞金ランキング1位の森田理香子と同2位の横峯さくらは、ともに10番スタートの”裏街道”からスコアを伸ばして無事に予選は突破。しかし、通算2アンダーまで伸ばした横峯でも首位とは6打差で、優勝争いに絡むことは難しい展開となった。

初日55位の横峯は3ホール目の12番でボギーを先行する苦しいスタート。しかし、18番パー5でバーディを奪うと、後半はさらに3つのバーディを重ねて通算2アンダーの16位タイまで浮上してきた。

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「インコースは全然バーディチャンスがなくて、パーを拾うのが精一杯でした。ピン位置も難しかったし。でも、上位は伸ばしているので、相性なんですかね」と首をひねる1日。それでも後半のアウトコースでは、バーディチャンスをほとんど2メートル程度につけるなど、前日スコアメイクに苦しむ原因となったアイアンショットは冴えを取り戻してきた。

この日は朝から気温が低く、午後からは冷たい雨も降った。「ボールが飛ばないので、半クラブぐらい番手を上げてプレーしました。ショット自体は悪くないので、明日はもう少しスコアを伸ばした」と、国内トップレベルで積み上げてきた経験値を16位からの追い上げに生かしたい。

イーブンパーに戻し35位タイで決勝ラウンドに進む森田理香子

一方、初日63位の森田は、ボギーを叩かず2つのバーディを奪い、通算イーブンパーの35位。「バーディチャンスを何回か外しましたが、ノーボギーだったのは良かったし、ショットもパットも感触はいいです。明日はガンガン打って行きます」と、こちらも最終日に順位を上げにいく。

仮に2人が最終日このままの順位で終えた場合（単独順位と想定）、横峯は98万7000円、森田は49万円を稼ぐため、2人の今季獲得賞金の差は、現在の約380万円から330万円まで詰まることになる。（千葉県市原市／本橋英治）