豪快なショットで4位に食い込んだ渡邉彩香はシード獲得へさらに前進した

国内女子ツアー「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス2013」の最終日、3ストローク伸ばして通算8アンダーでホールアウトした渡邉彩香が、4位タイに食い込み賞金350万円を獲得。今季の賞金総額を1754万円に伸ばした。

首位と3打差の7位から初優勝を目指したこの日の渡邉は、飛距離を生かしたいパー5の5番で、フェアウェイからの2打目を3番ウッドで右ラフに打ち込み、5オン2パットのダブルボギー。だが、続く6番パー5で1メートル、7番では3メートルのバーディパットを沈め、8番パー3はグリーンのエッジから8ヤードをチップインで3連続バーディで失速のピンチを逃れた。

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「今日のミスは5番のセカンド1回だけで、すぐにバーディを取り戻せたのが良かったです」。ミスを最小限に抑えて冷静にスコアを伸ばし、ツアー本格参戦1年目の今季、何度も苦汁をなめた最終日の経験を生かした。

賞金総額1754万円は、賞金ランクで49位。目標としている来季の賞金シード（50位以内）の圏内には入ってきたが、まだ当確とまで言えない。「来週（ミズノクラシック）は試合に出られないので、再来週の伊藤園で頑張ります。コースは知っていますし、良いイメージがあるので、この調子でいけたら楽しみです」と笑顔で意気込みを語った。

2週前の「富士通レディース」で2位に入り、今回は4位タイ。ゲンの良い千葉県で行われる再来週の「伊藤園レディス」で目標達成を狙う。（千葉県市原市／本橋英治）