姉の結婚式出席を理由に「Hitachi 3Tours Championship」（12月15日開催）の出場辞退を申し出た横峯さくらが、日本女子プロゴルフ協会（LPGA）の規定だと100万円の罰金対象となることを指摘された問題で、LPGAの小林浩美会長は17日、「（メンバー発表をする）来週にもきちんと発表できると思います」との見通しを明かした。

この日横峯が優勝した「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の会場に、表彰式出席のため姿を現した小林会長は、罰金問題について「まだ作業中ということで、私から言えることはありません」と、手続き上は決定が下っていないことを強調。そのうえで「規定の文言には“冠婚葬祭”という言葉は入っていません」と事実関係を話すにとどめ、自らの見解を示すことは避けた。

＜＜　下に続く　＞＞

事態を進展させるには、横峯サイドから理由書等を提出する必要があるが、17日時点では、協会側にそういった文書は届いていないという。

◆Hitachi 3Tours Championship 実施概要（抜粋）

■ 出場資格

【本戦・プロアマ】
（1）2013年「樋口久子森永製菓ウイダーレディス」終了時LPGA賞金ランキング上位3位（出場義務 ※1）
（2）協会推薦選手3名 （任意 ※2）

【プロアマ交流会のみ】
（3）前項（1）の次位者から5名 （出場義務 ※1）（除く前項（2）「協会推薦選手」）
（4）プロアマ待機 前項（1）及び（3）の次位者1名 （義務付け）
（5）日立推薦1名

【※1】… （1）賞金ランキング上位3名 （3）プロアマ大会のみ5名
原則として出場義務付けとする。プロアマ出場・プロアマ待機選手も成績上位順の出場義務付けとする。但し、「病気又は身体上の故障の発生」あるいは「一身上の突発的重大問題」などの理由がある場合はTPD（トーナメントプレイヤーズ・ディビジョン）事業部で審議して決定する。（診断書・理由書等提出義務）正当な理由でないと審議され出場が出来ない場合は罰金100万円となる。

【※2】… （2）協会推薦選手3名
協会推薦選手3名は11月度のTPD事業部会にて候補者を決定し、出場の協力を要請する。候補者の出場は任意。義務付けなし。