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貫録の首位発進 森田理香子が求める“真の実力者”の称号

2014/04/03 18:07

国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」が3日(木)、静岡県の葛城GC山名コースで開幕。森田理香子が、最高のスタートを切った。7バーディ、1ボギーの「66」をマークして6アンダー。単独首位発進で3月の「Tポイントレディス」に続く今季2勝目へ向け、さっそく飛び出した。

シーズン最初の72ホール決戦。「周りの方にも4日間大会は真の実力者が勝つと言われている。勝ちたいと思う。優勝したい」。賞金女王のそんな強い思いは早速スコアとなって現れた。

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起伏のあるコースに吹き込む強い春風を、序盤から低弾道のアイアンショットで切り裂いていく。「(風が)アゲンストのホールで番手を上げてボールをおさえて打つ。もともとそういうのが好きなんです」。前半13番で残り156ヤードの第2打を6番アイアンで、続く14番は138ヤードを7番アイアンで、いずれもピンそば1メートルにつけてバーディ。4メートルを沈めた15番(パー5)までに鮮やかに3連続バーディを奪って勢いづいた。

後半もアプローチでミスのあった2番を唯一のボギーとしたが、5番(パー5)では残り215ヤードを3番ユーティリティでピン左3メートルにつけ、2パットのバーディ。さらに150ヤードを7番アイアンで1メートルにつけた8番から、2連続バーディで1日を締めくくった。既に今季1勝を挙げており「余裕はないけれど、優勝もできたし他の選手に比べれば安心感はある」と心身に行きわたる充実感がにじんだ。

それでも「今日はスタートダッシュできたけれど、これからスコアを伸ばす時もあれば、我慢する時もある。あと3日がすごく大変」、「今日はすごく距離感も合っていたけれど、明日も合うかは分からない。今日は、すごく良かった」と残り56ホールの戦いを見据えれば、まだまだ心構えは慎重だ。

先が長いことは百も承知。何度も「今日は…けれど…」と繰り返す姿が、勝利への思いを余計に感じさせた。(静岡県袋井市/桂川洋一)

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2014年 ヤマハレディースオープン葛城



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