プレーオフ突入のため、最終18番でイーグルを狙いに行ったイ・ボミ

国内女子「KKT杯バンテリンレディスオープン」で、アマチュアとして史上4人目の優勝を果たした勝みなみのプレーを、18番グリーン脇で見守ったた日本女子プロゴルフ協会（LPGA）の小林浩美会長は「すごい」を3度も連発して快挙を賞賛した。

「最終日は絶対にしびれると思って見ていましたが、全くそんな感じはありませんでしたね。18番のバンカーショットは簡単ではなかったのですが、自信を持って打っていました。少しだけ緩んでしまったのか、2メートルぐらいのパーパットを残しましたが、あのパットも素晴らしかったですね」。

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目の前でプレーする勝の気持ちに入り込み「一番、嫌な距離なんですよね。あのぐらいのパーパットが。でも、決めた瞬間にガッツポーズをしたでしょ。あれは入るか不安で打ったときには出ないんです。入ると自信を持って打っているからガッツポーズが出るんですよ」と解説した。

この日の表彰式は、優勝者の勝と2日目にイーグル賞を獲得した森田遙のアマチュア2人だけが参加。プロの出る幕はなかった。「珍しい光景でしたね、プロが1人もいなかったので、私としてもちょっと肩身が狭かったです」と苦笑い。

しかし直後には「アマチュアに負けてしまったけど、プロのみんなも頑張っていましたよ」と敗れたプロ側のフォローも忘れなかった。

「特に最後にイーグルを奪えば並ぶチャンスのあったイ・ボミさんにはプロの意地を感じましたね。グリーンまでの歩測を行い、入れにいったアプローチを見せてもらいました。残念ながらピンの手前で止まってしまいましたが、バーディで締めたところも素晴らしかった」。（熊本県菊陽町／本橋英治）