首位に佐伯三貴ら3選手 森田理香子と上田桃子らが1差4位
2014年 リゾートトラストレディス
期間:05/30〜06/01 場所:関西GC(兵庫)
4位発進の上田桃子 好調の要因は新ドライバーにあり
国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」が兵庫県の関西ゴルフ倶楽部で開幕。その初日、上田桃子が4バーディ、ノーボギーの「68」をマークして、首位に1打差の4アンダー4位タイの好発進を決めた。
上田は今季10試合に出場し、開幕から6試合で4度の予選落ちとスタートダッシュに失敗した。しかし、5月の「サイバーエージェントレディス」から調子を上げ、前々週の「ほけんの窓口レディース」では今季ベストの9位でフィニッシュ。同大会を含む直近4試合は全て予選通過と、ようやく手応えを掴んできた。
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この日の好調の要因は、今週から変更したという新しいドライバー。前週まで使用していたキャロウェイBIG BERTHA ALPHA(ビッグバーサアルファ)から、同メーカーのX2 HOT ドライバーに変更した。一番のポイントは45.5インチから45インチへ長さを変えたことだ。
もともとは45インチを使用していた上田だが、約2年前の米ツアーを主戦場としていた頃に飛距離を求め、当時「長いクラブのほうが飛距離が出る」との言葉を受けてから45.5インチにシフトした。当時は「ショットの調子も良かったし、飛距離を伸ばすことを課題としていた」と、使用への違和感はなかったそうだ。
しかし月日は経ち、調子が波を打ち始める中で「振り遅れやタイミングのズレを感じるようになった」と、元の長さに戻すことを決意。上田が信頼するプロツアーのスタッフのアドバイスもあって、ようやく現在の上田に最もフィットするクラブに仕上がった。
「長さを短くしたことで、しっかりと振り切れるようになった」と格段に安定感がアップ。ボールを止めやすいフェアウェイから、次々とピンに絡めてチャンスに繋げた。今の上田の課題は「調子が良い時こそ、どうやってスコアメイクするか」。自身のスイングを最大限に引き出すクラブを得て、上り調子で攻勢をかける。(兵庫県三木市/糸井順子)
【変更前】
キャロウェイゴルフ BIG BERTHA ALPHA ドライバー(ロフト:8.5度) / グラファイトデザイン PTシリーズ6(45.5インチ、フレックス:SR)
【変更後】
キャロウェイゴルフ X2 HOT ドライバー(ロフト:8.5度)/グラファイトデザイン PTシリーズ6(45インチ、フレックス:SR)