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“カープ女子”表純子が赤いウェア着用で単独首位に

関西ゴルフ倶楽部で開催されている国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」の2日目、ツアー通算3勝の40歳・表純子が、7バーディ、3ボギーの「68」をマークして通算8アンダーの単独首位に立った。最終日は、昨年6月の「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」以来となる通算4勝目に挑む。

首位との1打差を追ったこの日は、スタートの1番で、2打目をグリーン左バンカーに入れて、寄せきれずにボギーが先行。続く3番では3メートルを沈めてバーディとした。「ボギーのあとにバーディがくるという流れだったので、気持ちをスイッチして攻め続けようと思った」と、手痛い7番パー5でのボギー後も2連続バーディを奪って粘りを見せた。

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後半11番も6メートルのチャンスから3パットボギーを叩いたが、ここでもへこたれずに2連続バーディで倍返し。「バーディをひとつ獲ったら、『もう1個、もう1個』と乗っていけるのかも」と、ボギーきっかけのバーディ攻勢という波を自分の中に作り、終わってみれば首位に浮上した。

広島県出身の表純子は言わずと知れた広島カープファン。いま世間では“カープ女子”なる言葉が注目を集めるほどファン拡大中のようだが、小学校入学前後には「山本浩二選手(編注・「ミスター赤ヘル」と呼ばれた主砲)の背番号(8)入りパジャマがお気に入りだった」という表の情熱は筋金入りだ。昨シーズン引退した前田智徳選手のファンを経て、現在は菊池涼介選手がお気に入りという。

表の頭の中では、カープと自分の好調さがシンクロしている。「鯉のぼりがあがるまで」とは、例年、広島カープが開幕ダッシュでペナントレースをにぎわすことを指す言葉。裏返せば、その後は…ということだが、今年はその広島カープが、5月の最終日を迎えてもセ・リーグで首位を独走中なのだ。当然、表の機嫌もいい。

「わたしは、シーズン序盤は調子が上がらないのが例年。暑くなってくるこの季節から調子が上向きになるんです」。この日は赤いウェアで自身に気合を入れた女子ゴルフ界の“カープ女子”も、ひいきチームの勢いを借りて、このまま首位でゴールするつもりだ。(兵庫県三木市/糸井順子)

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2014年 リゾートトラストレディス



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