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予行演習も完了? 西山&芹澤は最終日最終組へ

夢のような時間はまだまだ続く!?国内女子ツアー「meijiカップ」2日目、芹澤信雄がバッグを担いで初日を賑わせた西山ゆかりが、4バーディ2ボギーの「70」をマーク。通算5アンダーで、世界ランク8位のフォン・シャンシャン(中国)と首位に並んで最終日を迎える。

前半に3バーディと着実にスコアを伸ばして迎えた9番(パー5)。バーディチャンスを外した西山の目に飛び込んで来たのは、リーダーボードの最上段にある自身の名前だった。「芹澤プロ、トップに立っちゃったんですけど・・・」。芹澤はすかさず「まだ2日目じゃねぇかよ。ドキドキするなよ!」終始和やかな雰囲気の中、西山の笑顔が弾けた。

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後半に入った12番(パー5)で、残り66ydの第3打をピン右1mにピタリ。このバーディ直後から、緊張が西山を襲い始めた。横で見ていた芹澤も「明らかに(緊張で)硬くなっていた」と、この変化を即キャッチ。身体とスイングが硬くなり、13番、14番はアプローチ、パッティングを大きくオーバーするミス連発でボギーとした。

当の西山にとっては、師匠のアドバイスどおりに精一杯集中して放った1打。だが、芹澤は即理解した。「これが緊張したときの崩れ方。だから最終日に伸ばせないんだと合点がいった。あしたは最終組のプレッシャーでしょ?きょうのうちに(崩れる)状況を見ることができて良かった」。

西山が最終日、最終組でプレーするのは、2014年の「ニトリレディス」、今年5月の「リゾートトラストレディス」以来、3度目となる。過去2回と異なるのは、「隣にいてくれるだけで心強い」という師匠がそばにいることだ。

「ゴルフの厳しさと、喜びの両方を感じてもらいたい」という師匠の願い。「芹澤プロのためにも、強い気持ちで(優勝に向けて)頑張りたい」という愛弟子の想い。ふたりの想いは最終日に交錯する?(北海道北広島市/糸井順子)

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