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痛恨ダボ 初優勝逃した青木瀬令奈は気丈に振る舞い…のち涙

有言実行でつかんだ賞金シードだったが、初勝利の壁は高かった。国内女子ツアー「伊藤園レディス」最終日、2打差2位からスタートした青木瀬令奈は5バーディ、1ダブルボギーの「69」でプレーして、通算12アンダーの2位タイで終え、ツアー初優勝には届かなかった。

「今週が(初優勝の)チャンスだと思っている。崩れる相手ではない、私が攻めていかないと」。首位に立つ強敵イ・ボミ(韓国)を相手に、序盤から攻勢をかけた。3番、5番といずれもパー5のロングホールでバーディを奪うなど、12番まではイを射程圏内にとらえた。

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迎えた13番(パー5)。ティショットを大きく右へ曲げた。不運にもボールは林の木の根元に止まった。「低い球だと手前に土手、高い球だと木に当たってしまう」状況から、脱出に2打を要し、3打目もグリーンをとらえられず、5オン2パットのダブルボギーを喫して、イの逃げ切りを許した。

「もうちょっと良い(優勝)争いをしたかった。今後のためにも18番まで競い合えるような勝負。13番がなかったら、もっともっと良い経験ができたのかなという思いがある」。
悔しさを押し殺し、気丈に話した青木。しかし、クラブハウスに戻って関係者に労われると、あふれる涙をこらえることはできなかった。(千葉県長南町/糸井順子)

2015年 伊藤園レディス



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