メジャー制覇そして五輪出場を目標にスタートダッシュを誓うイ・ボミ（※撮影は大王製紙エリエールレディスオープン）

熱狂的なファンを指す「イボマー」なる言葉が社会に認知されるほど、ゴルフの枠を超えて人気を博すイ・ボミ（韓国）。昨年、国内男女を通じて年間の史上最高額となる2億3049万7057円を獲得した賞金女王は、今年の目標に「メジャー優勝」を掲げる。

昨季は日本ツアーで7勝を挙げ、圧倒的な強さを見せたが、メジャー制覇は2013年の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」以来遠ざかっている。加えて、一昨年に死去した父と交わした「賞金女王になる」という約束を果たすため、昨季は日本ツアーに専念し、海外メジャーへの参戦も見送った。

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今年は「ANAインスピレーション」（3月31日～）を皮切りに、海外メジャーにも挑戦。目標の「メジャー優勝」には国内だけではなく当然、海外メジャーも含まれる。

その先に「大きな目標」として見据えるのは、8月のリオデジャネイロ五輪出場だ。韓国の女子代表は、世界ランキングに基づく五輪ランクにより4人が選出される見込みだが、イは現在8番手につける。

年明けには「シーズンのスタートから優勝を目指すつもりで頑張らないとダメ」と、スタートダッシュを誓った。昨年は“勝負メシ”としてうなぎを食べることも話題になったが、今では「ひつまぶし」に最初から出汁をかけてすする食べ方が一番好きなのだという。蓄えたスタミナにイボマーの後押しも得て“夢の舞台”を手繰り寄せる。