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国内女子ツアーもスロープレー対策強化 1打50秒以内へ制限

2016/03/03 09:04

日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は2日、国内女子ツアーの今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の会場で、プレーペースの計測方法の新たな変更点を発表した。2016年シーズンから適用される。

昨年までは1ホール当たりの所要時間を罰則の対象とし、ストローク数×30秒の合計から11秒以上かかると罰則が科されていた。例えば3打でホールアウトした場合は90秒がベースとなり、101秒以上かかると罰則となる。

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今年からは1ホールではなく、1ストローク当たりの所要時間が対象に定められた。1打の許容時間は50秒。進行が遅れていると見なされた組には「イエローカード」が提示され、同時に計測が開始される。以降、1打当たり50秒を過ぎた選手に1回目は警告、2回目は1罰打、3回目は2罰打が科され、4回目で競技失格となる。

今回の計測方法の変更は、グリーン上のプレータイム短縮を促す狙いが見て取れる。江間陽子・競技ディレクターは「今年からはグリーン上が特にキーポイントになってくる」と説明する。

パー4を例にとると、旧規定では1打目、2打目を20秒程度で打ち、余った分のプレータイムをグリーン上で使うことができたが、「グリーン上で(1打)60秒くらい使っている選手もいた」(同ディレクター)という。加えて、いずれも1打のプレータイムを計測対象とする国内男子ツアーと日本ゴルフ協会(JGA)の主催競技に揃える意向もあった。

同ディレクターは「全体的なプレータイムも速くなる?そうですね、なると思います」と、トータルでみたプレーペース短縮の効果にも期待した。(沖縄県南城市/塚田達也)

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