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みなみ世代・河本結の負けん気 実践するマツヤマ式練習法とは?

国内女子ツアー「ほけんの窓口レディース」初日、アマチュアの河本結(愛媛・松山聖陵高3年)が3バーディ、ノーボギーの「69」でプレーして、3アンダーの5位で発進した。プロツアーで自身初となるノーボギーラウンドにまとめ、リーダーボード上位に名を載せた。

「ボギーを打ったら焦ってしまうので、しのげたことが好スコアにつながった」。初々しい言葉で記者会見がスタートした。ピンチは9番。グリーン右手前バンカーからの第3打。レーキでならした跡に球が乗った不運もあり、思いのほかスピンが利いて6mのパーパットを残した。これを沈めてピンチを乗り切り「完璧だった」と自賛した。

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5歳でゴルフを始めた河本は、今大会に出場している勝みなみ(鹿児島高3年)、新垣比菜(沖縄・興南高3年)と同世代の17歳。「2人を見て負けていられない。同世代で仲も良いので、余計に置いていかれたくない」と、負けん気は強い。

一度は県外の通信制高校に入学したが、2014年9月に地元に戻る形で松山聖陵高に転校した。同年11月の「樋口久子 森永レディス」に出場した際、同郷の松山英樹の姉・美瑚(みこ)さんがキャディを務めた。同年10月から12月には、松山の父・幹男さんにも指導を受けた。「大きくはフックグリップを直してもらったこと。練習に対する熱意を教わった」という。

「英樹もやっていた」という砂浜でのショット練習、球の高低、フェード、ドローの打ち分け、ライの悪い場所からのアプローチ…。世界のトッププロの素地を作った“松山式練習法”を実践した。松山本人との面識もあり「1Wが曲がらなくて、パターが入ったら強くなれる」と、パッティングの重要性を説かれたそうだ。

地元愛媛で今年11月に開かれる「大王製紙エリエールレディス」に出場し「優勝してプロ宣言するのが、小学6年生からの夢」と語る。目標とする選手を聞かれると、即答したのは松山…ではなく「イチロー選手」。「テレビの前で宣言してそれをやり遂げる。尊敬しているし、こういう人になりたい」と“有言実行”の魅力を語った。もちろん、松山についても「かっこいいとは思いますし、応援はしています」と、フォローを忘れなかった。(福岡市東区/糸井順子)

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2016年 ほけんの窓口レディース



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