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森田遥 次週の20歳を前に「考えていない」こととは?

茨城県のイーグルポイントGCで開幕した国内女子ツアー「サマンサタバサレディス」初日、4バーディ、1ボギーの「69」でプレーした森田遥が3アンダーの首位タイでスタートした。

次第に雨足が強まる中、アウトから出た森田は、3番(パー5)で残り85ydの第3打を50度のウェッジでピン右手前約2.5mに寄せて、バーディを先行。4番ではピン奥約5mのフックラインを読み切って2連続とした。「流れが良い、ボギーを打たないゴルフができた」と、後半の上がり2ホールで再び2連続バーディを決め、リーダーボードの最上位に名を連ねた。

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「先週の悔しさが残っている。それが今週の一番のパワー」。好発進の原動力となったのは、前週、北海道で行われた「ニッポンハムレディスクラシック」での敗戦だ。最終日に首位と1打差に迫った最終18番(パー5)、バーディを獲ればプレーオフに持ち込める状況で、第3打をグリーン奥のラフにチャンスを逃した。

プレー中も「あのときの18番の状況が浮かんでくる」と、ずっと引きずっている悔しさがこの日のモチベーションになった。「先週の悔しさを晴らしたいのと、後悔しないようなプレーがしたい」と気迫がこもった。

中国出身の両親を持つが、日本で育った森田は次週19日に20歳の誕生日を迎える。以前は成人時点で日本への帰化も考えていると話していたが、「今の時点では、考えていない」という。今シーズンは国内ツアーに全力で臨むと力を込めた。「国籍を自分で選べるくらいの力をつけることが先決」。4年後、8年後…。五輪で『母国』を背負う場面を視野に入れ、熟考する。(茨城県阿見町/糸井順子)

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