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節約で800kmを走破して2位発進 ベテランプロの爆走カーライフ

国内女子ツアーは25日に開幕した「ニトリレディス」から北海道3連戦がスタートする。初日、3アンダー2位につけた42歳・山本薫里は、小樽→美唄→登別の道内転戦を見据えて愛車で東日本を縦断し、フェリーで北海道入り。片道800kmを走破してたどりついた難コースでの好発進だった。

さすがに一人旅ではない。「レンタカー代がもったいないから」と、同世代の44歳・大竹エイカ(初日は5オーバー、82位)とのロングドライブを計画した。

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愛車のトヨタ・ヴェルファイアで大竹をピックアップし、18日(木)10時に千葉を出発。青森の八戸まで約670kmの道のりを、ガソリン補給のため仙台で1度ストップしただけの最短行程で走り切った。22時には苫小牧行きのフェリーに乗船。北海道上陸後も、さらに小樽までの約100kmを突き進み、コースに到着したのは出発から約24時間後の19日(金)の午前中だったという。

しかも、その後に小樽CCの旧コース(大会は新コースで開催)を「練習ラウンドした」というから驚きだ。

さすがに山本も、ふだんは北海道や九州には飛行機を使うという。だが、「行けるところだったら、だいたい車。昔から余裕で車です」と豪快に笑う運転好きであることも間違いない。ゴルフバッグを積み込んでツアーで全国各地を飛び回るため、プロ転向後の15年間で4台のマイカーを文字通りに乗りつぶしてきたという。

節約目的で、車の二人旅を強行した今大会だが、大竹は午前スタート、山本は午後スタートと分かれてペアリングに組み込まれたため、行動時間を一緒にすることができず、「結局レンタカー借りることになった」と想定外の幕開けに。首位と1打差で久々の好発進となったのは救いだ。

運転も、まだ道内の移動250kmと千葉までの帰路が残っているが、まずは、大会の残り3日間の快走を目指す。(北海道小樽市/林洋平)

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