連覇へカギ握るイ・ボミの疲労回復 メジャー優勝の17歳・畑岡は最後のアマ出場か
2016年 スタンレーレディスゴルフトーナメント
期間:10/07〜10/09 場所:東名CC(静岡)
畑岡奈紗がアマ初の2勝目へ 「強い選手は優勝翌週も強い」と中嶋常幸が激励
◇国内女子◇スタンレーレディス 事前◇東名CC(静岡県)◇6586ヤード(パー72)
前週の「日本女子オープン」優勝でプロ転向も視野に入れる畑岡奈紗(ルネサンス高3年)は、開幕2日前はナショナルチームのチームメイト松原由美とともにイン9ホールの練習ラウンドを行った。
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「コースはアップダウンがあってタフ。ティショットがラフに入らないことはないと思うので、パーオンできなかったときに、いかにアプローチでリカバリーできるかが大事」とグリーン周りを入念にチェックした。
前週の優勝で取り巻く環境は一変した。祝福だけでなく、連日の取材対応にも追われる日々。「なかなか寝られなかったりするので、少し疲れていますね」というのも、この日のラウンドをハーフで切り上げた理由の1つだ。「最後の最後は体力勝負になってくると思うので」。
畑岡が2012年から通うトミーアカデミーを主宰する中嶋常幸からは、昨日電話で激励を受けたという。「『強い選手は優勝した次の週も強いんだぞ』って言われました。そうできるように頑張りたい」。周囲の期待の高さは、本人もひしひしと感じている。
大会初日は、ディフェンディングチャンピオンのイ・ボミ(韓国)、賞金ランキングで日本人トップの笠りつ子と同組になった。「いまトップのお二人なので、すごく勉強になると思う」と畑岡。「ギャラリーが多く来てくれると思うし、緊張するけど嬉しいです」と微笑んだ。
畑岡が今週優勝すれば、アマチュアとしては史上初のツアー2勝目(しかも2連勝)となる。「そこまで調子は悪くないと思うので、良いと思います」と控え目な言葉の中にも自信をうかがわせた。(静岡県裾野市/今岡涼太)