足踏みが続くイ・ボミ。プレッシャーをはねのけ2年連続の賞金女王に向かえるか

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 事前情報（27日）◇武蔵丘GC（埼玉）◇6580yd（パー72）

今季は残すところ5試合となり、賞金レースも佳境に入った。上位選手たちは毎週のようにプレッシャーと戦う日々が続いているが、昨季は記録的な成績（年間7勝＆男女史上最高額の約2億3000万円）で賞金タイトルを手にしたイ・ボミ（韓国）も、もちろんその1人だ。「プレッシャーは絶対にある。賞金女王も意識し続けているし、もう1回なりたい」。

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現在、賞金ランクは1位にいる。2位に約2840万円差をつけてはいるが、昨季ほどの独走状態ではない。8月「CAT Ladies」を制して以降、連戦の疲労などもあり節目のツアー通算20勝目も達成できずにいるままだ。「今年のうちに、早く20勝できれば最高です」と、そのときを待ち遠しく思っている。

この日は、プロアマ戦で18ホールを回った。前週の重いグリーンとは異なり、今週は硬くて速い。前年大会は欠場しており、初めて試合で回るコースだけに不安も多い。「難しいですね。ロングパットの練習をしたら、全部2～3mオーバーした。あした大丈夫かな」。だが、それでも明るい表情が崩れないのは、息抜きを十分にしたからかもしれない。

きのうは、東京都にある国立代々木競技場の第一体育館で開催された、韓国出身の男性アイドルユニット『iKON（アイコン）』のコンサートをVIP席で観戦した。日本でも活躍する韓国出身のユニット『BIGBANG（ビッグバン）』と同じ事務所からデビューした7人組。昨年に続いてのライブ観戦に「最高でしたよ！」と満面の笑顔で振り返った。

また、きのうまでは会場から30分ほどの温泉旅館に宿泊して身体を休めた。「温泉だと朝ご飯とかもすごいです！」と興奮気味。「景色も良かったし、それだけでも身体を休められましたよ」。過酷な戦いの中で、つかの間の休息となったようだ。（埼玉県飯能市／林洋平）