賞金ランク51位から逆転シードを目指したが、予選落ちでかなわず

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目（18日）◇エリエールGC松山 （愛媛県）◇6474yd（パー72）

香妻琴乃が通算1アンダーの60位で予選落ちし、2年連続で確保していた賞金シードを逃した。前週までの賞金ランク51位からの滑り込みを狙ったが、15万4199円差で追ったボーダーのランク50位には届かなかった。「今のベストのプレーがこういう結果なんだと思う…」と声を震わせた。

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上がり2ホールで意地の連続バーディを奪ったが、予選通過には2打届かなかった。この日は5バーディ、3ボギー「70」。トップが通算15アンダーとなる伸ばし合いで、初日の「73」が響いた。「昨日よりもショットは良かったですが…」と、小さくため息をついた。

予選落ちで賞金シードを逃した香妻琴乃

今シーズンは腰痛に苦しみ、18度目の予選落ちとなった。開幕前から「調子が良いわけではない」と不安を吐露していた。ライバルたちの結果は気にせず、「自分のベストを尽くすことだけに集中」と自らに言い聞かせたが、力を発揮できなかった。

来季の出場権をかけて今月29日に開幕する最終予選会（ファイナルQT）に回ることになった。「しっかり練習して、（QTに）備えたいです」。ポロポロとこぼれる涙が止まることはなかった。（愛媛県松山市／林洋平）

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