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葭葉ルミがコースレコード シーズン途中でスイング改造した理由

◇国内女子◇LPGAツアー選手権リコーカップ 3日目(26日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6448yd(パー72)

17位から出た葭葉ルミが8バーディ、ボギーなしの「64」でプレーして通算6アンダーとし、首位と3打差の単独3位に浮上した。「64」は宮崎CCで大会が開催されている2003年以降の大会最少ストロークを1打更新した。

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出だし1番では右ラフからの残り115ydの第2打をピン左5mにつけ、これを沈めてバーディを先行。6番では3m、8番ではグリーン左サイドのエッジから5mを流し込んだ。「初日からタッチとフィーリングは良かった」と、日を追うごとに高麗グリーンにも慣れ、難しいラインを読み切ってスコアメークにつなげた。

フェードヒッターの葭葉にピンチが訪れたのは15番。左ラフから残り150ydの第2打は木々に阻まれ、グリーンをとらえるにはスタイミーな状況。「フックをかけて打った」球はグリーン奥にこぼれたものの、アプローチを2mに寄せてパーで切り抜け、初日「72」、2日目「74」からの出遅れを取り戻した。

7月の「ニッポンハムレディスクラシック」でツアー初優勝を挙げてから、スイング改造に取り組んだ。「今の状態をキープすることも大事だけど、まだまだ改善することも大事だと思って挑戦したかった」と、シーズン半ばで大きな決断をした。優勝して来季の出場権も確保して、心に余裕が生まれた。

スイング変更の目指すところはストレートボールと、持ち味を生かしたパワーフェードの習得。「ゴルフを組み立てやすい」という理由から「目先のことを考えるのも大事だけど、試合中でないと実践的なことはできない」と決断した。

優勝後、トップ10フィニッシュは2週前の「伊藤園レディス」(10位)での1度だけ。だが、奮わぬ成績に焦りはない。「この試合もあしたが最後。上にいる選手は強い選手ばかり。ガンガン攻めていきたい」と上位フィニッシュを狙う。(宮崎県宮崎市/糸井順子)

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