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ドライバーショット好調の山城奈々 ティアップを低くした理由は?

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 2日目(15日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6452yd(パー72)

23歳の山城奈々が首位と4打差の通算1アンダー5位で最終日を迎える。今大会前まで、ティショットが左右に散るなど課題があったが、ティを極端に低くする工夫で「曲がりが少しおさまって、スコアにつながりました」と「70」をマークした。

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同コースの練習場はキャリーで250yd以上飛ばすとフェンスを越えることから「越えないように打ってください」と注意書きがある。平均飛距離247ydの山城は「ティを低くして低い弾道のボールで1Wの練習をしよう」と取り組むと「これだ!」とひらめいて実戦で投入した。

普段の半分ほどの低さでティアップする。「3Wや5Wでティショットを打つときくらい」。弾道は低くなるが、力強い球が出て「飛距離もほとんど変わらないです」という。この日は、朝のドシャ降りの影響で、スタート前の練習場では3球しか1Wを打てなかったが、9番(533yd/パー5)では2オンして5mのイーグルパットを決めてみせた。

レギュラーツアー未勝利で最終予選会(QTランク)46位。「ティショットを安定して打つるように心がけて、攻めのゴルフが出来るようにしたい」。ひょんなことからつかんだドライバーショットの好調を武器に、上位陣を脅かす存在になれるか。(熊本県菊陽町/林洋平)

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