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「スコアまで仲良し」 松森彩夏・杏佳がツアー史上初の姉妹トップ3

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 最終日(23日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6367yd(パー72)

4位から出た姉・松森彩夏と、妹・松森杏佳が、最終日をともに「71」でプレーして、通算8アンダーの3位タイでフィニッシュ。日本女子プロゴルフ協会によれば、姉妹そろっての同一週・同一大会のトップ3入りはツアー史上初めてだという。

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杏佳は「優勝争いをしている中でも落ち着いてプレーできた」と、前半に2つスコアを伸ばしてV戦線にとどまった。サンデーバックナインに入った10番で、この日2つ目のボギーとしたものの、続く11番でバウンスバック。首位と2打差で迎えた最終ホールは、納得のショットを見せるもパーパットがカップを蹴り、痛恨のボギーとしてホールアウトした。

姉と同着のフィニッシュに「スコアまで仲良し」と笑い、「優勝争いは楽しかったし、自分のゴルフに集中してプレーできた」と及第点をつけた。最終日のパット数は『30』としてグリーン上で苦しんだが、「高麗グリーンの距離感に対応できるように」と新たな課題も見つかった。「姉妹で本当に相性の良いコース。来年に向けて頑張りたい」と、清々しい表情だった。

一方の彩夏は、前半をイーブンパーで折り返す我慢の展開。「3番の3パットボギーで流れが悪くなり、チャンスにもつけられず、パーを拾うゴルフ」と苦しんだ。後半は13番からの4ホールで3つのバーディで粘るも、最終18番で「入れるつもりで打った」という残り20ydの第3打はカップをわずかにかすめ、パーで終えた。

今季初めてのトップ10に「調子も上がってきているのはいいこと。再来週のメジャー初戦に向け、いい励みになった」と手応えも十分だ。妹との上位争いには「刺激になる」と話し、「姉妹で活躍してツアーを盛り上げていけたらいい」と、仲むつまじい姉妹の夢を思い描いた。(静岡県伊東市/糸井順子)

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