2024/11/23ツアー選手権リコーカップ
笑顔の裏で抱き続けた苦悩 藍が引退を決めるまでの4年間
2017/05/29
ニュース
女子ゴルフの宮里藍の引退表明会見を受け、幼少時からコーチを務める父・優(まさる)さんは「アメリカにいた当初から、いつやめてもいいという感覚はあった。よく頑張った、と答えました」と、宮里の一大決心を抵抗なく受け入れたことを明かした。
技術的には「まだ、いけると思う」と答えた一方で、やはり問題視するのは、宮里が会見でも引退への理由に挙げたモチベーションの低下だ。「モチベーションが上がらないことには、続けていてもあまり良いことではない。スポーツを通して感動を与え、自分もモチベーションを高めていくことが、藍に与えられた宿命だと思っていましたから」。
引退後の身の振り方について宮里は「今のところはまだ決めていない」と述べるにとどめたが、優さんには1つの理想がある。「もちろん本人次第ですが」とした前置きした上で、「藍は自分のスランプを通じてコーチからたくさんのメンタルを学んできたので、メンタルコーチとして選手を助けられないか、とは少し考えますね」と、娘の第二の人生へ思いを巡らせた。