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アプローチで魅せた!イ・ボミがノーボギーで堅首

◇国内女子◇CATレディース 2日目(19日)◇大箱根CC(神奈川)◇6704yd(パー73)

1年2カ月ぶりの首位発進を決めたイ・ボミ(韓国)が、3バーディ、ボギーなしの「70」でプレーして、通算8アンダーで首位をキープ。今季初勝利、大会史上初の連覇へ、絶好の位置で最終日を迎える。

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最終組でまわったこの日も、笑顔のイを一目見ようと多くのギャラリーが帯同。序盤はチャンスを逃す我慢のゴルフを強いられたが、迎えた7番、残り110ydの第2打をPWでピンそば2mに運ぶと「タッチが弱くてチャンスを逃していた」と下りの順目を強めに打ってバーディを先行させた。

この日、光ったのはグリーン周りのアプローチ。8番では第2打がグリーンをオーバーするも、これを「お先に」の距離に寄せてピンチをしのぐ。「イメージできたし、アプローチが楽しかった」と、13番(パー5)ではグリーン手前ラフから、あわやチップインの絶妙なショット。ピンまで15ydのアプローチを残した16番でも強めに入ったショットが、ピンに当たってカップそばにピタリとつきパーセーブした。

パーオンを逃したホールでも、清水重憲キャディとマネジメントを組み立てながら「グリーンを外しても安全なところ」から確実にパーを拾ってノーボギー。「勇気を持って、自分を信じてプレーした。これまでラッキーも少なかったけど、きょうはたくさんあったし」。この日いちばんの笑顔が弾けた。

最終日、最終組でプレーするのは2位から出て逆転で制した2016年「伊藤園レディス」以来、9カ月ぶり。見えないプレッシャーや緊張は、2年連続賞金女王になったからこそある。「あしたは28歳最後の日。ボギーが来ても『それがゴルフでしょ』て思いながら。だって1歳大人になるんだから。楽な気持ちでプレーしたい」。復活の時は刻々と近づいている。(神奈川県箱根町/糸井順子)

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