シード喪失の危機にある原江里菜。初日を15位タイで滑り出した

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 初日（16日）◇エリエールGC松山（愛媛県）◇6550yd(パー72)

賞金ランキング66位と2011年以来となるシード落ちの危機にいる原江里菜が、3バーディ、1ボギーの「70」でプレー。「気持ちは普段と変わらない。ここ何週間は状態もいいし、良いプレーができた」と冷静に話し、2アンダー15位タイの上位発進にうなずいた。

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来季シードが得られるランク50位に滑り込むには単独2位以上が最低条件。シード確保を目標に置いているのかと思いきや、「シードはもちろん欲しいけれど、3位以内を狙っています」と、矛盾するかのような数字を挙げた。

「2位になるにはほぼ優勝するプレーをしないといけない。運や流れが必要になるし、可能性は一握り」と、より現実性が高いものを優先させた。たとえシードを失っても、今の状態を維持すれば12月のファイナルQTを上位通過できる自信もある。

また、今大会終了時点の賞金ランク51位から55位には、来季1回目のリランキング（来季から導入される成績に応じた出場優先順位の入れ替え）までの出場権が与えられる。55位以内に入るための最低条件は、今大会を5位以内で終えなければならないが、「ついているなと。ラッキーと思って後半戦はプレーしていた」と続けた。（愛媛県松山市／塚田達也）