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諸見里しのぶが2037日ぶりトップ3 「いい状態なのは確か」

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(4日)◇琉球GC(沖縄県)◇6558yd(パー72)

逆転Vを願う地元の大歓声がこだました。沖縄出身の諸見里しのぶが3バーディ、2ボギーの「71」。通算7アンダーの3位で15年連続18回目の出場となったホステス大会を終えた。2012年の「meijiカップ」(2位)以来となるトップ3フィニッシュに、復活の予感を抱かせた。

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「楽しかったです。自分の自信になるラウンドでもありました。ここに戻ってきたうれしさと、もっとやり抜きたいなという課題も見つかった」

前半をイーブンパーで折り返すと最終18番(パー5)。「絶対に獲ってやるんだと思っていた。それが最後にできて、すごくうれしかった」。残り89ydから50度で右手前1mにつけてバーディ締めとした。

パター変更が功を奏した。大会直前の3週間に及ぶタイ合宿からパターを「Yes! MOLLIE MOI Flanged Blade」に固定。これまではネオマレット型のパターも使用していたが、今大会でキャディを務めた中島敏雅コーチの勧めもあり、一本化した。3日間で平均パット数は全体2位の1.6579と抜群の安定感を誇った。

1993、94年と賞金女王に輝いた平瀬真由美や東尾理子らに「パットを入れるにはどうしたらいいんですか?」と聞き取り調査。この練習法が良いとなれば、道具を取り寄せて実践した。手本となる選手の映像も食い入るように見つめ「今まではなんとなくしか見ていなかったが、これからは身体をどう使っているのかを見て真似をしたい」と話した。

完治不能と診断された「第四肋軟骨(ろくなんこつ)の炎症」を抱える31歳は次週「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」(9日~、高知・土佐CC)にも参戦する。「本当にいい状態でいることは確か。気を緩めることなく、頑張りたい」。2009年の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」以来、ツアー10勝目へファンの期待も上がり続ける。(沖縄県南城市/玉木充)

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