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新垣比菜 初優勝への敵は緊張?「プレッシャーに弱い」

◇国内女子◇サイバーエージェントレディス 2日目(28日)◇グランフィールズCC(静岡県)◇6515yd(パー72)

初優勝へ大きく前進した。首位タイから出たツアールーキーの新垣比菜は7バーディ、1ボギーの「66」。通算11アンダーで2位に3打差をつける単独首位に躍り出た。

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「まだ2日目なので、最初は何も考えずに淡々とプレーしました」と19歳とは思えぬ堂々としたプレー。スタートホールの1番(パー5)では40ydから56度で2mにつけてバーディと、前半だけで5つスコアを伸ばした。

順風満帆な2日目に思えたが、ラウンド中には何度も肩甲骨をまわす仕草。多くのギャラリーに加えて、テレビカメラからも注目をあび「緊張すると上体が固まってミスショットが出る。体の動きがおかしいなと感じたので、ほぐそうと思いました」と説明した。

「後半からカメラとかも多くなって意識しました。プレッシャーに弱いタイプなので」。苦い経験も甦った。昨年12月に行われた「LPGA新人戦 加賀電子カップ」では、2位に4打差をつける首位で最終日を出たが「74」と崩れて痛恨の逆転負け。「けっこうな差をひっくり返された。それを考えると怖い」と話したが、同じ過ちを繰り返すつもりはない。

ロープの外から見守った父・博昭さんも「自分との戦いに勝つしかない」と期待を込める。昨年7月のプロテスト合格後はハウスキャディを起用し、考える力を養ってきた。弱点だったパー3でのティショットも修正を重ね、4番で10cm、11番で1mにつけてバーディを奪ってみせた。

最終日最終組はアマチュアだった2015年「大東建託・いい部屋ネットレディス」以来3年ぶりだが「あんまり優勝とかは考えず、自分のプレーができたらいい」と新垣。勝みなみ小祝さくらら実力者が揃う“黄金世代”のひとりだが、自然体で残り18ホールに挑む。(静岡県三島市/玉木充)

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