悪天候で翌日順延 申ジエが暫定首位
2018年 ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント
期間:08/31〜09/02 場所:GOLF5カントリーみずなみコース(岐阜)
弟を反面教師に ルーキー河本結が目指す「大人のゴルフ」
◇国内女子◇ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 初日(31日)◇GOLF5カントリーみずなみコース(岐阜)◇6545yd(パー72)
髪に結んだ緑のリボンを揺らしながら、6バーディ、ノーボギーの「66」でプレー。7月のプロテストに合格した20歳の河本結が、首位と2打差の暫定2位で初日を終えた。後半5番(パー5)から4連続バーディを決め、リーダーボードを駆け上がった。
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日本体育大体育学部体育学科に通う女子大生プロだ。現在は2年生で、機能解剖学や栄養学を勉強中。レポートの提出や授業などで忙しい日々を送る。サッカー女子日本代表でU-20W杯(8月、フランス)を制したGKの福田まい選手とは旧知の仲だ。5時から練習を始める水泳部の同級生に刺激をもらうこともあり、「みんな(競技に)命をかけていて、自分も負けられないなと思う」と力を込める
今季は下部ステップアップツアー「Skyレディース ABC杯」(6月)でプロ初優勝を果たしたが、5試合に出場したレギュラーツアーでは3試合で予選落ちを喫した。前週の男子国内ツアー「RIZAP KBCオーガスタ」(福岡・芥屋ゴルフ倶楽部)を現地観戦し、52位に終わったアマチュアの弟・力(りき、日体大1年)から復調のきっかけを得た。
「弟のゴルフと私のゴルフはすごく似ている。弟を見て、自分がどうやってボギーを打っているのかを学んだ。もったいないボギーがたくさんあった」と気づいた。「うまい選手を見ていると安全に2パットでいったり、メリハリをつけている。狙うところは狙う。パーを獲るところは必死でパーを獲る」。
これまでは常にピンを狙っていたが、ライの状況に応じてセーフティにプレーするなどマネジメントの重要性を感じ、今週に生かした。
開幕2日前の29日に20歳の誕生日を迎えたばかり。「大人のゴルフを、スマートなゴルフをやりたい」と決意表明した。(岐阜県瑞浪市/玉木充)