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「自分を許しながら」原江里菜は麻雀で完璧主義から脱却

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 初日(15日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6525yd(パー72)

「かなり上出来だったと思う。ショットのフィーリングもよくなかったが、我慢するところは我慢できた。パッティングが決まってくれたのも大きかった」と賞金ランキング57位の原江里菜。2年ぶりの賞金シード(同ランク50位以内)復帰がかかる正念場で4バーディ、1ボギーの「69」。3アンダー8位で初日を終えた。

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「気持ちよくゴルフができました」と前半12番(パー3)でボギーをたたくも、続く13番で3mのバーディパットを沈めた。前週「伊藤園レディスゴルフトーナメント」初日の途中から取り入れた右手をグリップ前面に添えるクローグリップにも手応え。「ラインに集中できるので変えてよかった。ストロークがよくなった」と振り返った。

4試合連続で予選落ち中も9月から始めた麻雀で気持ちの面で余裕を持てた。「麻雀は性格が出ると言われた。捨てる牌から私は完璧主義だと。ゴルフにもそういう面が出ていると思う。もっと自分を許しながら、ゴルフができたらいいなと思う」。プロ雀士の井出康平氏に連れられ、これまでに2度雀荘を訪れた。「私が雀荘に行ってもどこのお姉さんって感じで気づかれませんでした」と笑った。

「本当にショットの状態はよくないが、我慢して我慢してスコアを作った。きょうはかなり集中できました」。賞金ランク50位の大里桃子までは約269万円差、来季1回目リランキングまでの出場権が付与される55位の渡邉彩香までは約140万円差。逆転賞金シードへ最低でも単独8位(賞金300万円)以内が必要となる。(愛媛県松山市/玉木充)

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