プレーファーストの推進 大きく変わったゴルフ規則
2019年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
期間:03/07〜03/10 場所:琉球GC(沖縄)
新規則で女子ツアー初の失格 “3分ルール”に違反
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 2日目(8日)◇琉球GC(沖縄県)◇6514yd(パー72)
国内女子ゴルフツアー開幕戦2日目、1月に施行された新規則を適用され、ツアー初の失格者が出た。後半11番(パー5)の2打目を右ラフに入れた濱田茉優のボールの捜索時間が、規則で定められた3分間を超えていたと指摘された。本来なら「紛失球」扱いとなるボールを打ったことで「誤球」となり、訂正をせずに次のホールをプレーしたことで規則6.3cにより失格となった。旧規則では捜索は5分間まで可能だった。
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規則では、3分以内にボールを見つけられなければ紛失となり、1罰打を加えた上で、直前のストローク地点に戻ってプレーを再開しなければならなかった。
濱田は今年から“3分ルール”に変更されたことを理解していたが、「時間を計っていたわけではないので分からなった」と競技委員に確認せず、発見したボールでプレーを続行。ホールアウト後のアテスト時に同伴競技者の指摘を受け、3分間を過ぎていたことを認めた。(沖縄県南城市/塚田達也)
【ゴルフ規則6.3c】誤球(抜粋)
プレーヤーは誤球に対してストロークを行ってはならない(違反は2罰打)。
プレーヤーが別のホールを始めるためにストロークを行う前に誤りを訂正しなかった場合、プレーヤーは失格となる。
【ゴルフ規則18.2a】球が紛失となる場合(抜粋)
プレーヤー、またはそのキャディが球を捜し始めてから3分以内に見つけることができなければ、紛失となる。
【ゴルフ規則18.2b】球が紛失となった場合に行うこと(抜粋)
球が紛失した場合、プレーヤーは1打の罰を加え、直前のストロークを行った所から球をプレーすることによってストロークと距離の救済を受けなければならない。