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岡山絵里の心を変えた元賞金女王からの助言

◇国内女子◇資生堂アネッサレディスオープン3日目(6日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6513yd(パー72)

今季15試合目で予選落ちはないが、久しぶりにリーダーボードの上位に顔を出した岡山絵里。「めちゃくちゃ久しぶりだねってキャディさんと話して笑っていました」。首位と3打差の通算10アンダー3位につけ、声を弾ませた。

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シャイで極度の人見知りを自覚する23歳にとって、大きな前進となったのが3週間前の「宮里藍サントリーレディス」。最終日に同組で回った上田桃子からの一言だった。

“裏街道”(インスタート)の最後から1組前。第3ラウンドが途中で順延になった関係で、2サムで2ラウンド連続の同組になったこともあるが、2007年賞金女王でツアー通算14勝を挙げている33歳とはそれまで接点はなく、勇気を振り絞って質問した。

「桃子さん…、私の何がダメだと思いますか?」

厳しい技術的な指摘が返ってくると思っていたという。

「あれだけ勝っている方。これまでは大先輩だし、話をすることもできなかった。でもせっかく2人だけだったから」

ところが、返答はかなり意外だった。「何も問題なくない?このまま続けていれば絶対に勝てるよ」。そう優しくかけられ、過去の自分を見直すきっかけになったという。

一打のミスで、自責し過ぎる性格が嫌だった。「ネガティブすぎる。わかっていても、ミスをすると視野が狭くなる。完璧を求めてしまう。自分は何度も同じミスをして、アホだなって思っていた。でも、最近開き直っている」

この日の終盤17番で1つスコアを落とした。「ボールに泥もついていたし、仕方ない。くだらないミスではなかったはず」。ボギーでもポジティブにとらえられるようになった自分を最終日も貫く。(横浜市旭区/林洋平)

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