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イ・ボミ2季ぶりトップ5 最終ホール大歓声に「優勝した以上!」

◇国内女子◇資生堂アネッサレディスオープン 最終日(7日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6513yd(パー72)

7位から出たイ・ボミ(韓国)が強風の中、4バーディ、6ボギーの「74」と耐え、通算6アンダーで5位に入った。最後に優勝した2017年8月の「CAT Ladies」以来となるトップ5入りで、復活への第一歩を踏み出した。

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「優勝した感じ。みんな(の反応)が」。ホールアウト後、開口一番にそう話しながら無邪気な笑みを浮かべた。

拍手が、歓声が、止まらなかった。優勝者への称賛に勝るとも劣らない。愛される元賞金女王に熱い視線が向けられた。最終18番、180ydの第2打を5Wでガードバンカーへ。「良いショットだったけど、風が強くて届かなかった」。7.5mを残したパーパットの前にリーダーボードを確認した。外せばトップ10圏外に落ちると知って、「またトップ10に入れない」とよぎる。不安を押し殺し、ラインに乗せるとカップに沈んだ。

この日は、首位と5打差で出て後半10番から痛恨の3連続ボギー。一時トップ10が大きく遠のいた。「短いパットを外した。良いショットもキックが悪くて。でも悪いことが起きたから、次は良いことが起きると思った」。前向きな思いが14番からの2連続バーディにつながった。「この考えが良かった」と納得した。

「きょうは成績のこと以上に自分のスイングができるようって考えていた」。シード最終年の初夏に、賞金ランキングを74位から50位に浮上させ、確かな手ごたえをつかんだ。「一生懸命頑張った。すごく幸せな一週間だった。優勝した以上の感じ」とまた笑顔を浮かべた。(横浜市旭区/林洋平)

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