塚田好宣は首位に2打差で最終日へ（日本プロゴルフ協会提供）

◇国内シニア◇コマツオープン 2日目（13日）◇小松CC（石川）◇6917yd（パー72）

8月24日に50歳となった塚田好宣は同月末の「広島シニアゴルフトーナメント」で国内シニアツアーにデビュー。3試合目となった今大会は悪天候によるハプニングを経て、会場入りした。

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9日（月）未明に関東地方を襲った台風15号は、地元・千葉で猛威を振るった。同日夕に山武市の自宅を出た塚田は、近隣の佐倉市内の駅まで「いつもなら車で20分ほどのところが、2時間かかかった」と交通規制の影響を受けたという。駅に到着したあとも鉄道の運転再開がさらに遅れ、経路を急きょ変更。千葉都市モノレール、JR京葉線を乗り継いで午後10時頃に東京駅にたどり着き、翌日に新幹線で北陸に向かった。

「おととい（11日）、ようやく自宅の電気がつながったみたい。千葉から出るのにめちゃめちゃ大変でした。ガソリンスタンドもどこも渋滞していて…」。東京電力によると、13日午後3時の時点でも県内で18万軒以上が停電。復旧作業が続いている。

この日の「66」により、首位とは2打差の通算9アンダーの4位タイにつけた。「混戦だと思うので、久しぶりに優勝争いができそう」と最終日を心待ちにする一方で、「電気が通っても、携帯電話が圏外でつながらない」と故郷の被害状況を心配していた。（石川県小松市／桂川洋一）