廣田恭司が首位発進 川岸良兼が1打差2位
2018年 日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ
期間:10/04〜10/07 場所:サミットGC(茨城)
ノーベル賞の波に乗る!?首位発進の52歳は本庶教授と接点
◇国内シニアメジャー◇日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ 初日(4日)◇サミットGC(茨城)◇7018yd(パー72)
今季のシニアメジャー第2戦で、首位発進を決めたのは廣田恭司。昨年からシニアツアーに参戦する52歳だ。1999年にプロ転向したが、これまで目立った成績は残していない。記者会見では当然、その「人となり」を知ろうとする質問が出て、今をときめく人物との意外な接点が浮かび上がった。
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廣田は京都市の名門・京都ゴルフ倶楽部 で、メンバーを対象に週3日ほどレッスンなどをして生活の糧のひとつにしているという。その名門ゴルフ場で理事を務めているのが、今年のノーベル医学生理学賞の受賞が決まった本庶佑・京都大特別教授(76)だ。
廣田は「先生と少しだけ面識があり、話したことはある。直接レッスンはしていないが、先生の友人やゴルフ仲間に教えている」と明かした。
本庶氏は1日の受賞決定会見で、今後やりたいことを問われ「僕が一番したいことはエージシュートです。ゴルフで『76』を出すのが最大の目標」ときっぱり。そのための努力として「筋トレと毎週欠かさずゴルフをやること、家でパターの練習をすること」を挙げた。
「ゴルフ場のメンバーがある日、突然やって来た。顔は知っていたけど、あまり知らない人だった。『あんたの薬のおかげで、自分は肺がんでこれが最後のラウンドやと思っていたのが、良くなった。またゴルフできるんや』と。そういう話をされると、これ以上の幸せはない」とも語った。
廣田は、優勝した昨年の地方大会以来の2度目という首位発進に「今回(本庶氏の)ノーベル賞の受賞が決まったので、何か流れが来ているのかなと。 きょうラウンドの途中でそんな気がしていました」と笑いを誘った。