2018年 富士フイルム シニア チャンピオンシップ
期間:11/01〜11/03 場所:江戸崎カントリー倶楽部(茨城)
マークセンは最後まで強かった 年間シニア最高賞金を更新
◇国内シニア◇富士フイルム選手権 最終日(3日)◇江戸崎カントリー倶楽部(茨城)◇6991yd(パー71)
首位からスタートしたプラヤド・マークセン(タイ)は「68」と伸ばしながら、「64」で回ったバリー・レーン(イングランド)に逆転を許して通算8アンダーの2位でフィニッシュ。今季6勝目は逃したが、665万円を加算して今季賞金額を7536万1400円とし、2017年に自身が記録した年間シニアツアー史上最高賞金額(7000万4791円)を塗り替えた。
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11月末に来季の米国シニアツアー(チャンピオンズツアー)ファイナルQT(米国フロリダ州・TPCタンパベイ)に挑戦するため、今季の国内シニアツアーは今週が最後となる。そのラストゲームで記録を更新できたことについて、「超えられたことは嬉しい。今年は優勝も多かったし、上位に何回も入れたことも嬉しい。とても満足している」と充実のシーズンを総括した。
今季は11試合の出場で5勝。勝率4割5分を超える驚異的な成績で賞金レースを独走し、前週に早々と3年連続の賞金タイトルを確定させた。そんな最強シニアが米シニアツアー初挑戦。「シニアの人は私がいなくてハッピーだと言っている」とジョークを飛ばした。それでも「アメリカでも応援してくれる」という仲間たちのエールは何よりも心強い。
次週からのレギュラーツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」、「ダンロップフェニックストーナメント」の連戦を終えたあとに渡米を予定。米国で使う1Wに関しては、ライ角がフラットに設定されたツアーモデル『スリクソン Z785ツアー FL』と『ゼクシオ テン』の2本を用意する。「コースの幅によってドライバーを替えようと思う」と、当地のコース状況を見て14本を絞りこむ。(茨城県稲敷市/塚田達也)