LIVゴルフが破産を申請 10億円規模での賞金未払いも判明
LIVゴルフは8日、米国での破産法第11章(チャプター11)に基づき、破産を申請したと発表した。
この再建はサウジアラビア政府系ファンド(PIF)からの支援がなくとも生き残るための試みで行われた。PIFは今季限りで資金提供を終了すると発表していた。
LIVゴルフのスコット・オニール最高経営責任者(CEO)は声明で「選手をはじめとするLIVゴルフの人々は、驚くべきしぶとさとコミットメント、そして私たちが築き上げているものへの共通の信念を示し続けてきました。彼らのたゆまぬ努力のおかげで、LIVゴルフは世界中の次世代ゴルフファンを楽しませ、インスパイアするための基盤を創り上げました」
「この手続きにより、歴史的な取引を推進し、ファンを中心に据えた革新的な選手優先型所有モデル、そして世界的なゴルフエコシステムの一翼を担うLIVゴルフの新たな章を開始するための構造と時間がもたらされます」
「私たちは今後の展望に胸を躍らせていますが、今後数カ月間で果たすべき課題はまだ多く残されています。私たちはLIVゴルフの未来、目の前にある機会、そしてそれを実現するために力となってくれる人々を深く信じています」と説明した。
LIVはまた、PIFが5000万ドル(約75億円)のつなぎ融資に合意したと発表。イングランドとウェールズでも同様の破産手続きを進めていることも明らかにした。
2022年に創設されたLIVには50億ドル以上(約7500億円)が投資されてきたが、今年4月にはPIFからの資金提供が終了すると発表され、7月には大規模なレイオフ(一時解雇)も行われていた。今季は14大会中、2大会が開催されなかった。
ニュージャージー州連邦破産裁判所に提出された申請書類によると、3年連続の年間王者に輝いたLIV4勝のジョン・ラーム(スペイン)、同5勝のブライソン・デシャンボー、同3勝ダスティン・ジョンソン、同3勝キャメロン・スミス(オーストラリア)ら多くのトップ選手に対して数百万ドル(十億円規模)の賞金未払いがあることも判明した。
LIVは2027年に全10大会(米国で5大会、国際大会で5大会)のスケジュールを想定しており、ロンドンの投資ファンドであるBC Partnersが今後に向けた資金調達を行う。