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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちのこだわり<星野英正>

2009/05/18 11:32

先週の矢野東に引き続き、今週も男子プロのファッションについての話題をひとつ。登場プロは星野英正。これまた矢野の同世代。近藤共弘と合わせて学生時代からしのぎを削り、3人の中でもピカイチの成績をひっさげて鳴り物入りでプロ入りした星野もまた、おしゃれ好きという点で負けてはいない。

「コースはステージ」と言ってはばからず、自身のラッキーカラーというライトブルーやピンクなど、華やかな色を好んでまとう。
「注目されることで“下手なゴルフは出来ない"と、さらに気合いが入る」という星野は、「逆にコーディネイトが上手くいかなかった日は、モチベーションも上がらない」というほどだから、そのこだわりは女性並み。いや、ひょっとするとそれ以上かもしれない。

実際に「女性ゴルファーのおしゃれを参考にしている」と言い、「女子プロが来ているウェアを、そのまま着たいなと思うこともよくある」のだそうだ。

無類の“光り物好き"でもある。
たとえば、クリスタルガラスで世界的に有名なスワロフスキー。
同社のラインストーンやビーズを洋服やアクセサリー、バッグや携帯電話などに散りばめ、飾りつけるのが女性の間で人気だが、これには星野も早くから注目していた。

ぜひ、自身のコーディネイトにも取り入れたいと考えたが、さすがに紳士物にはほとんど馴染みのない代物だ。考えたあげく、なんと星野はラインストーンを購入し、サンバイザーやバッグ、ベルトなどに自ら装飾を施してしまった。

残念ながらそれら作品はほどなくして契約メーカーにすべて“却下"されてしまったが、それも無理はない。ウェアや用具は支給されたもので、勝手にデザインを変えられてしまっては、メーカーとしても困ってしまう。

ときには時間を忘れて1日中、それ専用の“工房"にこもって熱中することもあるという懲りようだっただけに、星野の落胆は大きかった。
しかし、それもすぐに満面の笑顔に変わった。
今やメーカーの顔といってもいい契約プロの、おしゃれにかける人並みならぬ探求心を知った担当スタッフが、ラインストーン付きのスラックスの試作品を作ってくれることになったからだ。

もっとも、1つ1つは数ミリほどの小さな粒も、その繊細さゆえに決してお安いものではない。
しかも、完成したパンツには、それが両脇の縫い目に沿って無数に並んでいるのだから・・・。
「今後、もし市販にこぎつければ、4,5万円は下らない商品になると思う」と星野もいうだけに、手間や費用も度外視で、制作に踏み切ってくれたメーカーには本人も感謝感激。
そして、そのキラキラ輝くパンツで颯爽とコースを歩くさまは、まさに星の王子様!?
今年は自身初の“複数年優勝"を狙っているという。
その先には、初の賞金王の座も視野にある。
「やっぱり、プロになったからには“日本一"になってみたいから」。
そう語る星野の瞳も、キラキラと輝いている・・・・・・!!

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