最新!女子ゴルフ五輪ランキング
2021年 東京五輪
期間:08/04〜08/07 場所:霞ヶ関CC(埼玉)
試合がない…渋野と鈴木の五輪代表争いに影響も
国内女子ゴルフは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年シーズン開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の中止が決定した。第2戦以降の開催も不透明で、試合の“不在”は畑岡奈紗、渋野日向子、鈴木愛らによる東京五輪の代表争いに影響を与えそうだ。
開幕戦は無観客試合での開催に向け、主催者が日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)と協議を進めてきた。ただ、24日に政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議で「これから1、2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となる」との見解が発表され、サッカーのJリーグが3月15日までの公式戦延期を発表。その後も安倍晋三首相からスポーツイベントの自粛や全国の小中高校の一斉休校の要請が出され、開催を断念した。
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無観客での開催をいったん決断した背景には「東京五輪があり、ゴルフ界が盛り上がるためには大事な年」(大会関係者)という思いが強かった。
五輪の各国・地域の代表は6月29日(月)付の世界ランキングに基づいて、選出される。米ツアーを主戦場にする畑岡は世界ランク5位。ともに国内ツアーが主戦場の渋野は11位、鈴木は15位。各国の代表は原則としてランク上位の2人だが、15位以内ならば4人まで出場できる。
米ツアーは渋野がスポット参戦を予定した2戦を含むアジアシリーズ3連戦を中止したが、2週後に米本土で再開される予定。世界ランクは試合に出場しなければ、ポイントが加算されない。畑岡の代表選出は確実とみられるが、渋野や鈴木は米ツアーにいる他国の選手から追い上げられ、どちらかがこぼれ落ちる可能性がある。
国内でポイントを加算する見通しが立たない中、渋野と鈴木がそろって出場するのは現時点で、1カ月以上先の海外メジャー今季初戦「ANAインスピレーション」(4月2日~5日、カリフォルニア州)が最初。代表争いの分岐点になりそうだ。