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「手助けができるのは幸運」 米女子選手が医療現場に復帰

新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界の主要ツアーが中断している。そんな中、看護学の学士を持つ米女子下部ツアー「シメトラツアー」の選手が、自身のクラブを置き、マスクと防護服を身に着けて医療にあたっている。LPGA公式サイトが伝えている。

ミシガン州サリーン出身の29歳、サラ・ホフマン。グランドバレー州立大学でゴルフの学生選手と学問を両立させ、2013年に看護学の理学士号を取得して卒業。14年からミシガン大学医学部の外傷外科看護師として働いていたという。

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プロ転向は16年。下部ツアーを主戦場とし、成績は19年6月「フォアウインズ招待」の16位が最高。キャリアを通じた獲得賞金は1万3272ドル(約140万円)と多くはない。今季は3月「フロリダ・ナチュラルチャリティクラシック」を69位で終えた後、ツアーは中断に入った。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ミシガン大学医学部の医療センターに復帰した。「犠牲は、ゴルフと看護で異なる。ゴルフは個人にフォーカスされ、自分自身を第一に考える必要があるが、看護の場合、患者のことを考えて、どうすれば患者が快適に過ごせるかを考える」とホフマン。「手助けができるのは幸運だと感じるし、安定した給与を得ることもできる」という。

ミシガン州の感染者数は4万人、死亡者も3700人を超えている。「ゴルフコースで最初にティエリアに立った時、これまでの努力もあるので自信を持っているが、ラウンド中に何かが変わることもある。今、私たちが病院で直面しているのは、まさにそのようなもの」と、かつてない新型ウイルスとの闘いを表現する。下部ツアーの再スタートは早くて7月8日に開幕する「プラスコ・チャリティー・チャンピオンシップ」(オハイオ州メインビル)。それまでは医療現場の最前線に残るという。

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