〈大混戦のリーダーボード〉LPGAドライブオン選手権
2020年 LPGAドライブオン選手権
期間:07/31〜08/02 場所:インバネスクラブ(オハイオ州)
2日連続アンダーパーは2人 河本結は米初優勝へ2打差
◇米国女子◇LPGAドライブオン選手権 2日目(1日)◇インバネスクラブ (オハイオ州)◇6852yd(パー72)
河本結が米ツアー初優勝へ首位と2打差の4位につけた。2バーディ、1ボギーの「71」で回り8位から浮上。5カ月ぶりの再開初戦で最終日は最終組一つ前の組から逆転を狙う。
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予選ラウンドの平均スコア「74.9」が、過去6度男子メジャーの舞台になったコースの難易度を物語る。加えてこの日は悪天候、ピンは左右に振られた。「正直ショットは良くなかった」と7ホールでフェアウェイを外し、パーオンを6ホールで逃した。耐えしのぎ後半13番(パー5)。グリーン手前の第3打はピンをオーバーしたが、上から長いバーディパットを着実に沈めて2つめのバーディを奪った。
スコアが動いたのはわずか3ホール。2日連続アンダーパーをマークしたのは河本と、首位に浮上したセリーヌ・ブティエ(フランス)、わずか2人だけだった。初めて回るコースでの冷静なジャッジの陰にはアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、朴セリ(韓国)、ポーラ・クリーマーらとコンビを組んで計40勝以上を挙げたベテランキャディ、コリン・キャン氏の存在がある。「私が何をすべきか示してくれて選択肢をくれる。いろいろとアドバイスをもらえて助かります」と信頼を寄せている。
午前組で回り首位に立ったジョディ・ユワート・シャドフ(イングランド)は「フロントナインで雨も降っていた。この日のイーブンパーは十分」と語り、午後組で首位を守ったダニエル・カンは「すごくタフな戦い」と疲労感をにじませた。最終日も悪天候で我慢比べになる。ルーキーイヤー、4戦目での勝利に向けて河本は「ここでプレーできることに感謝しているし、嬉しく思います」と話した。