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2020年 全米女子オープン
期間:12/10〜12/14 場所:チャンピオンズGC(テキサス州)

痛恨ミスから乱れた心 原英莉花「いまの自分を受け止める」

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 初日(10日)◇チャンピオンズGC (テキサス州)◇サイプレスクリークコース 6731yd(パー71)、ジャックラビットコース 6552yd(パー71)

「一つのミスショットが尾を引いてしまう。流れを自分で壊してしまうプレーをして悔しいですけど、いまの自分はこうだったなと受け止めるしかない」。12オーバー154位で初日を終えた原英莉花は、結果と真摯に向き合った。

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ジャックラビット(JR)コースの最終組でスタートホールの10番(パー5)。第2打が想定よりも右に飛び出し、池越え60ydの第3打目を残した。「キャディさんにグリーンまで歩測してもらって、距離が分かった上で…。打ち急いでしまった」。コース内にできる日陰など視覚的な難しさも相まってダフったボールは池へ。ダブルボギー発進に心を乱した。

距離こそメインになるサイプレスクリークコースよりは短いがフェアウェイは狭く傾斜の激しいグリーンが小さいのがJRコースの特徴。海外メジャー仕様のピン位置にティフトン芝の混ざるグリーン周りのラフは難しく、バーディを狙わずにパーを拾う“勇気”が求められる。

「自分の中で立て直せずにダボを打ってしまった分、取り戻したい思いで狙ったショットが罠の方に行ってしまった。ショットが良い感じになってきたと思った分、センターを狙わないといけないのにピンを狙ったり。マネジメントがまだまだです」

11月「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で国内メジャー2連勝を挙げ、初出場となった海外メジャー大会への想い入れは強い。19人が出場する日本勢の中で誰よりも早く渡米し、調整を重ねてきた。「対策はしてきたけど試合になったらこうなってしまった。(コースも)難しかったな、というのと、もうちょっとやれたでしょうというのがある」と言葉を紡いだ。

反省の言葉を並べた第1ラウンドは「アプローチのバリエーションの少なさも感じました。ライを見て色々(寄せ方が)思い浮かんでくるんですけど、自分ではできないかも、というのが多い。見た目と状況判断、マッチしてこない部分が自信を持って打てないのが多いですね」と具体的な”課題”を見つけた。「最大限に頭をフル活用しながら頑張りたいと思います。反省して次につなげるしかない」と2日目へ心を奮い立たせた。(テキサス州ヒューストン/林洋平)

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