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2020年 全米女子オープン
期間:12/10〜12/14 場所:チャンピオンズGC(テキサス州)

涙の惜敗 渋野日向子が偉業に迫った18ホールを振り返る

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 最終日(14日)◇チャンピオンズGCサイプレスクリークコース(テキサス州)◇6731yd(パー71)

渋野日向子は日本人初となるメジャー2勝目、「全米女子オープン」制覇に惜しくも届かなかった。1打差の単独首位から出て2バーディ、5ボギーの「74」で通算1アンダー4位。ホールアウト後には涙もこぼれたが、2020年を締めくくるメジャーで最後まで熱い戦いを見せた。

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<1番>1打差単独首位からパー発進
悪天候で順延となった一日は気温約5℃と防寒具が欠かせない厳しい寒さ。ティショットは左のラフに入り、2打目はグリーン左の池を回避して傾斜に。3打目を約2mにつけてパーをセーブした

<2番>2打目を木に当てボギー先行
ティショットを左の林に曲げ、フェアウェイに出そうとした2打目を枝に当ててボギーをたたいた。

<5番>絶妙寄せからナイスパー
最初のパー5でフェアウェイから残り76ydの3打目がグリーンを大きくオーバーするミス。思わず怒りの感情をのぞかせたが、芝の薄い難しいライから砲台グリーンへ巧みな寄せを披露し、スライスラインを読み切って微妙な距離を沈めるナイスパー。

<7番>2つ目のボギーで並ばれる
フェアウェイから6Iでの2打目は当たりが薄くグリーン右手前のラフへ。つま先下がりのライから1.5mほどに寄せたが、パーパットは左を抜けた。同じ最終組のエイミー・オルソンに並ばれた。

<9番>首位並走でバックナインへ
2つ目のパー5はティショットでフェアウェイをとらえるも、ボールに泥が付いていた影響か、2打目が左ラフへ。3打目もグリーンに届かずバンカーに入れながら、粘り強くパーを拾った。オルソンと首位で並んで後半へ。

<10番>3パットボギーで2位後退
グリーン手前エッジからパターを握ったバーディトライがショート。パーパットはカップをのぞきながら右に外れ、2位に後退。続く11番もフェアウェイからの2打目をグリーン右に大きく外し、連続ボギーをたたいた。

<13番>初バーディで1打差に迫る
13番(パー5)で3打目をピン左のチャンスに絡め、この日最初のバーディ。再び首位との差を1打に縮めた。

<14番>執念のバンカーセーブ
右ラフからの2打目が奥のバンカーにこぼれたが、1m強に寄せてパーで耐え、笑顔でキャディとグータッチ。

<16番>勝負のパットはひと筋右
通算3アンダーのクラブハウスリーダー、キム・アリムとは2打差で迎えた最終盤。5UTのティショットで奥3mほどのチャンスにつけたが、勝負のパットはひと筋右を抜けてパー。悔しさをあらわにした。

<17番>3パットボギーで望み絶たれる
ピン左手前から下りになる長いバーディパットを打ちきれずにショート。パーパットがカップ右をなめて外れた。首位との差は3打に開き、最終18番を残して優勝の望みがほぼついえた。

<18番>ロングパットを決め最後は笑顔
左上からピンを挿したまま打った長いバーディパットがカップに消え、最終組を迎えたグリーン周りの関係者から拍手喝采のバーディフィニッシュ。笑顔で2020年を締めくくった。

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