上原彩子「命を救うために知ってもらいこと」
2021年 バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー
期間:05/26〜05/30 場所:シャドークリークGC(ネバダ州)
上原彩子は世界ランク3位に引き分ける「マッチプレーは面白い」
◇米国女子◇バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー 初日(26日)◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇6777yd(パー72)
世界ランク3位のキム・セヨン(韓国)を相手に、上原彩子は18番まで戦い抜いてオールスクエアで引き分けて、勝ち点0.5をもぎとった。
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「グリーンも硬いし、距離も長いので、ほんとグリーン周りの勝負になる。かといってグリーン周りも難しいので、なかなかOKのアップ&ダウンもないけれど、その中で粘りながらできました。やっぱりマッチプレーは面白いなと思いながらプレーしていました」と振り返った。
飛距離でキムに30yd以上置いていかれても、コツコツと1打ずつを積み重ねていく。序盤にリードを許したが、9番でオールスクエアに追いついて、13番(パー3)で1アップ。16番(パー5)で再びオールスクエアに戻されたが、17番(パー3)は奥のバンカーから3mに寄せたパットを沈めてパーセーブ。ボギーとしたキムに対し、1アップで最終18番(パー5)に戻ってきた。
その3打目はピンまで約80yd。「58度(のウェッジ)だとエッジぎりぎりだったので、50度のコントロール。でも、コントロールする分、(スピンが掛からず)前に行ってしまった」と、グリーン奥のラフにこぼして寄せきれず、最後の最後に追いつかれてしまった。それでも「私、17番でオールスクエアになったと思ったんですよ…」と、負けたと思ったのがじつは引き分けで、残念なようなうれしいような…。
とにかく、強豪相手に貴重な1ポイントをゲットした。「もう3Wざんまいです。グリーンは本当に硬いので、しっかりランディングするところや、グリーン回りの形状を把握してプレーしないといけない。1つ1つの判断が大事になるし、グリーンを外れることが多くなるので、そこからいかにしのいでいけるかがポイントです」と、明日以降も気を緩められない戦いが続いていく。(ネバダ州ラスベガス/今岡涼太)